レボノルゲストレルによる月経のコントロールについて

レボノルゲストレルとは商品名としては「ノルレボ」の名前で知られており、避妊を行わずセックスを行った際に緊急で妊娠を回避するための薬です。
レボノルゲストレルには月経をコントロールする女性ホルモンが多く含まれております。
妊娠と女性ホルモンには密接な関係があります。
女性ホルモンが分泌される事で子宮内で妊娠をするための準備が整い、受精する事ができるからです。
女性ホルモンは主にエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)で構成されており、この中でも月経周期の後半で重要な働きをするのがプロゲステロンです。
女性の身体にプロゲステロンが投与されると排卵が起こらなくなったり遅延したりするようになります。
レボノルゲストレルはこのプロゲステロンと同様の成分を持っているため、排卵をコントロールし、精子が着床しにくい状況を作り出す事で意図的に妊娠を防ぐ事ができるのです。
ただし注意点として、レボノルゲストレルの効果は長くないため、性交渉の後72時間以内に服用しなくては効果がありません。
72時間以内に服用した場合の避妊成功率は約80パーセント程です。
また、あくまでも望まぬ妊娠を避けるためのものなので、通常産婦人科で処方される低用量ピルのように月経困難症の治療や生理周期の安定化などには効果がありません。
副作用として不正出血、頭痛や吐き気、倦怠感などがありますが、低用量ピルのように長期に亘って服用する事はなく体内のプロゲステロン値が一時的に高くなる事によるものなので、重い副作用に悩まされる可能性は低いとされています。
このような特徴からレボノルゲストレルは低用量ピルのように計画的に妊娠・避妊をコントロールするための薬ではなく、あくまでも避妊の失敗による応急処置やレイプ等の望まぬ性行為による救済措置の一環として用いられています。